「私は(アランヌスであるが)戻ってきた。イエズスにお褒めいただきます。」
「主は、天国をよりよく理解するために私をお遣わしになったのです。記憶してください、天国には時間も空間もありません。これはあなたにとって難しい概念であることは承知しています。これを最善に定義するとこうなります──天国には過去や現在や未来はなく、すべてが永遠の今において一つになります。これら全ては神聖なる父の意志によって抱擁され、包含されるものであり、この父は万物の良き作者です。」
「神の父の心こそ天国そのものです。誰も彼の崇高な神聖なる意志の外から入ることはできません。なぜなら天国ではすべてがこの意志に従っていますから。ですから、見えるでしょうか? 天国は神聖なる意志の完璧さなのです。魂が永遠の神の意志に反対する方法は、償いを求められ、燃やされなければならない過ち、不完全、罪悪であります。」
「天国には二重性も批判も噂話も不純さもありません。ただ神聖なる愛のみが存在しますので、魂は地上においてすべての過ちを克服しようと努めることによって天国に備えるべきです。」
「さらに、空間がないため、すべてが永遠の今において一つになります。魂は常に満たされており、世界での巡礼中に得られた全ての功績と幸福でいっぱいです。」
「次にはあなたを煉獄の端へ連れて行きます──聖なる魂たちが集う恵み深い場所に。」