聖トマス・アクィナスは言います:「イエズスへの称賛あれ。」
「私は、来世についてより深い理解を与えるためにやってきました。各魂の報酬または罰は、この人生におけるそれぞれの瞬間と同じように個別的です。天国で二つの魂が同一の経験をすることはありませんし、また世界での生活への反応も異なります。煉獄や地獄も各魂に特有なものです。」
「この人生で魂が求める世俗的慰めほど多いほど、天国でのその喜びは減少します。しかし、それぞれの魂は自分の能力を最大限にして天国で幸福感を味わいます。それは魂が恩寵への愛する反応によって永遠が決まります。他人を助けるための恩寵が与えられても自分だけを仕えることを選べば、永遠においては少ない報酬しか得られません。地獄を選ぶ者たちは生活の状況を自己のために利用します。彼らは神や隣人に対してある罪よりも愛しており、このようにして自ら永遠の罰を受けることを決めます。」
「神はすべての魂が救われることを望んでいます。そのために唯一の御子として世界へ犠牲の羊として送り出されました。神は各魂について些細な過ちや欠点を見つけて罰するためにはありません。彼はこの世で魂が費やすそれぞれの瞬間を慈悲深い目で見守っており、常にその心の中の聖なる愛を探し求めています。」
「各瞬間は神と隣人への愛をより多くするための独自の機会であり、したがって天国でのより深い報酬を獲得するためのものです。」